本学医学部組織病理実習室に、今回世界で初めてのハイビジョンマルチモニターリングシステム(双方向対話可能型顕微鏡画像配信?画像データ個人学習システム(?期))を導入しました。
今回のシステムの注目点は、ハイビジョン画像を見るだけでなく、直前に撮影した、低倍率画像を、静止画ファイリングシステムで保存し、その静止画像と高倍率で撮影した画像とを2画面で表示できること、また、ハイビジョン画像にペンタブレットから文字や図形を書き込みが可能となり、画像を見ながら直接書き込みができることなどがあげられます。
人体の組織構造及び病理像に関する知識は、医学教育の基本であり、その教育の性質上、学生は殆ど経験のない視覚を用いて学習を行わなければならず、より効率的かつ自習的要素を取り入れたシステムの導入が必要でした。
今回導入された「双方向対話可能型顕微鏡画像配信?画像データ個人学習システム(?期)」は、学生全員が、同じ画像を見ることができ、人体画像学習の授業形態は向上し、さらに学生の自主学習が容易になりました。さらに、このシステムは?期、?期まで実施する予定であり、完成後は画像解析統合情報データベース化し、革新的な画像医学教育拠点大学を目指します。