本学と関西大学、名城大学、宇宙開発ベンチャー企業の株式会社アークエッジ?スペースは、超小型衛星「DENDEN-01」を共同開発し、6月25日、関西大学で共同記者発表を行いました。今秋に国際宇宙ステーション(ISS)から地球の周回軌道に放出する予定です。
「DENDEN-01」 は、本学産学官連携本部の青柳賢英特命准教授とセーレン株式会社が共同開発した学習用超小型衛星「EDIT(Educational satellite for Idea and Technology)」 をベースに開発。本学と福井県、ふくい宇宙産業創出研究会などが進めている宇宙教育プログラムにより完成した初めての超小型衛星です。
今回のミッションは、地球軌道上で固–固相転移型潜熱蓄熱材(SSPCM)を活用した電源温度安定化デバイスや民生リチウムイオン電池の採用などを行い、高負荷時の高品質で安定的な電力供給の実証実験に挑戦します。
青柳特命准教授は「電源安定化は、人工衛星にとって重要な技術。私たちが開発したEDITを利用することによって、宇宙教育から人工衛星開発までをシームレスにつなげることができた。この成果を使って、今後の日本の宇宙産業の技術力底上げに貢献していきたい」と話しました。